研ぎ澄ませ!ガテン系女子

泥臭い生活をミニマム化していくブログ

壬生義士伝と台風15号

とっても今さらですが、今年初めの小説はコレでスタートしました。

普段は宮部みゆき東野圭吾湊かなえ山崎豊子、作品を好んで読んでいます。
そんな私が時代小説に初めて挑戦したのであります。読了までめちゃくちゃ時間がかかりました。

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

なぜか壬生義士伝を思い出す

 先日の台風15号の影響で強烈な勤務をくらいました。強風が収まる気配もなく「このまま…(冷や汗)」ってくらい、独り強風でビクビクしている夜中1時、この主人公・吉村貫一郎が家族を守りきるように、私には必死こいて守りたいものがあるのか?とふと考えてしまいました。
 
やっぱり…人間関係しかありません。
 
家族であり、親であり、友達であり…そこにモノはなかった。
 
ミニマリストやシンプルライフ志向になるにつれて、一人で生きていけるんだ!みたいな思想になってしまう時もありましたが、確実に私は大切な人々に生かされています。応援されています。誰かを守れるほど強くはない私ですが、繋がりという手綱を必死にかき集めていました。
ヘロヘロになりながらもなんとか無事に…なにごともなく乗り切りることができました。ホント孤独で怖かった。生きて帰れた(T_T)
 
誰も自分が所有しているモノに対してエールを送っているわけではなく、自分が勉強であれ仕事であれ家事であれ、愚直に取り組んでいる姿にエールをくれるんですね。
そのエールで、無事に帰ろう!明日も頑張ろう!って気になります。大げさかもしれませんが、それが生きていく活力なのかも。
活力をくれる大切な人々を守ることが出来る人間になれたらなー。
 
モノを減らすにつれ、繋がりの重みが身にしみます。
 
にしても、貫一郎が回想する姫神山、岩手山、中津川から最上川、、描写がとても美しい。この目で見たいなぁ(^^)
そんな時に、まさにそこに住む友人から盛岡の地酒が届きました。これも繋がりだね!ありがとう(^o^)
 

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のんきーもんきーでした!