映画「タンポポ」鑑賞の雑多な感想。
のんきーもんきーです。
お家時間、いかがお過ごしですか?
見たいなーと見残してる映画ないですか?2、3年に一度見残してる映画を見まくる時期がきます。
ちょうど今なのかもしれません。
今日は何を見たかって?
伊丹十三監督1985年公開「タンポポ」です。インスタやTwitterでは吐けない感想をブログに書きます。
幼い頃の断片的な記憶を辿り検索をかけて、この映画だ!と合致したのであります。
ラーメンウエスタンとうたって、トラックの運転手さんが未亡人たんぽぽのラーメン屋を最強プレーヤー集めて再建するのですが、合間合間に食に関わるショートムービーが散りばめられていて、2時間あっという間でした😌
↑瀕死のラーメン屋さんが味・店舗ともに再建した最後の場面です。二人を繋ぐ接点がなくなって、ラーメン二・三本くらいセンチメンタルでした。
なんならラーメンすすったその先が二人のくちびるならいいのに、とか思ってしまった。
この映画では食べて生きる姿をありありと見せつけられました。
ラーメンスープを作る際の加工ナシでの鶏ガラや豚の頭、すっぽんをぶった切る調理などなど、殺生ですよね。
更には役所広司演じる白服の男と娼婦の濃厚なひとときときたら、何故か見入ってしまいます。生クリームを胸につけて舐めさせる、天然エビをお腹の上で酔っぱらわせる、トドメは生卵の黄身を3往復口移しって、おーーーい!私の幼い頃の断片的な記憶がここだよーー!!加えて牡蠣を海女さんからもらって食べて接吻。トラウマに近いこのシーンがウン十年経っても残ってるということは完全に侵されてます😆
エンディングは赤ちゃんの授乳シーンが続くのですが、授乳中の赤ちゃんって生きるために本能で吸ってますよね。食への執着は本能なんですよね〜。
今こんな濃厚なシーンを演じることが出来る俳優さんは誰だろう?少なくとも倫理に引っかかる?なんて思いながら見てしまいました。
いやー、ラーメン中心で進む話なんですが私はそれほどラーメンを食べたくならなかった!ラーメンがそれほど好きじゃないのと、俳優陣が濃すぎてお腹いっぱいです。若かりし山崎努、渡辺謙、安岡力也、役所広司、大滝秀治、まんぷくーーーー!!!(こんな朝ドラありましたよね?!同じくラーメンの話でまんぺーさん!)
規制も緩かった時代に生きて、ありありと鑑賞してきた先輩方、羨ましいです!
伊丹十三作品はわりと好きなので、今度はスーパーの女を見る予定です。