次の仕事までちょっとした人生の春休みです。先週はインフルエンザに罹ってしまい、寝込んでいました。
外に出れないこの際、伊丹十三作品にどっぷり浸ってみようと思ったので何作品か鑑賞しました。過去にも記事にしていますが、私の好きな映画監督です。
記事にしたのは5年前?時間たつのはや~。
鑑賞した映画はこちらです。
「マルサの女 [DVD]」の感想
伊丹十三作品の中でも有名ですね!
主人公は脱税を逃さないバリバリのキャリアのウーマンですよ。野郎に紛れてタバコもスパスパ吸うし、今となっては考えられない自宅突撃も一人でしちゃうし。突撃シーンは見てるこっちがハラハラします。今でこそ一人で突撃なんてダメでしょう。
その昔パソコンが家庭に普及していなかった頃なので、紙の帳簿とにらめっこして、数合わせをしていました。何年もさかのぼって、銀行を往復して、気の遠くなる作業の連続です。この作業も見てるこっちが「ひぇ~~~~」でした。
しかし、やはり数字はウソをつかないので、次々と売上粉飾や脱税をテンポよく暴いていくシーンは気持ちがいい。
この映画の見どころでもある、マルサが目を付けたのは、ラブホテルを複数店舗束ねる巨大経営グループ。完全に裏のヤクザの世界にも繋がってそうで、どんな態度で口調で脱税を暴いていくか見ものでした。
私はこれまで、仕事で売上管理や予算を担当したことがないため、数字があわないヒヤヒヤはすさまじい苛立ちと焦りがあるんんだろうと憶測でしかここでは話せません。
主人公りょうこちゃんも桁の小さな数字の違和感を突き詰めて、時に証拠集めのため泥臭い仕事に向き合いながら、億という大きな数字を相手にしてく姿は惚れ惚れします。
コツコツひたむきに頑張った成果が、東京国税局への昇格に繋がり、税の大本、取締役にまで上り詰めました。子どもがいて苦労してきたことや悲しいこともあるかもしれませんが、働く母にとって勇気づけられる映画作品であることも間違いありません。
ほんとはお金持ちの男性と一緒になった方が、怖い思いもツライ思いもしなくていいんでしょうけど、そうじゃないんだよな~。
そして、今まで馴染みのない税務署や国税局の働きっぷりを知ることができたのも、この映画のおかげです。確定申告は期日内に行いましょう!脱税しない、絶対!
きっと今日も担当の方は、巨額の脱税を証明するために、小さな数字を拾っているんだなと思うと地味だけども応援したくなります!
映画全体を通して、ドンパチもなく過激な流血やエロシーンもないので、伊丹十三作品の中でも見やすい映画だと個人的に思います。
以上、雑多な感想でした。



